M.M.さんの小論文を、許可を得て掲載します。(23/11/27更新)


「秋合宿と参級審査を受けて」

① 秋合宿について
 まず合宿に参加できて、無事に昇級審査を受けられたことが一番嬉しいです。 前回の合宿後、娘の初めての出産に立ち会い、初孫が無事生まれ、その後疲れがでて体調を崩してしまい、審査を受けられるかの懸念があったからです。 しかし、先生に気をいれていただき、天もたくさん応援くださったおかげで、喜びいっぱいで当日を迎えることができました。
 合宿は、社会人になっても学生に戻って部活をしているようで、若返った気分になれて嬉しいです。合宿をしてくださる鈴木先生に感謝しています。 また、普段のお稽古場ではお会いできない方とも、寝食を共にしてたくさんお話ができるので楽しいです。 皆さん穏やかでとても良い方ばかりですし、話すと共通点が見つかり、出会うべく出会っているとご縁を感じます。
 合気道=人生そのものだと皆さんも言われるように、皆さんが積み上げられた人生のお話はとても感動します。 先生が「ここにいる人達は、合気道を通じて世界平和を実現させる天に選ばれた人」と言ってくださいましたが、そのとおりだと思いました。
 また、自分もその一員であると言っていだだき、大変光栄で嬉しかったです。もっと精進したいと思いました。

② 審査について
 審査は私にとって偉大なものです。現状より一つ上のステップを登る為に、日々のお稽古と隙間時間で技を体に浸み込ませる。 思うように動けない現状の自分と向き合う。しんどいけれど、上の景色を見てみたいという気持ちが上回るので頑張れます。 今回は不思議ですが、人生においても同じ状況になりました。思いどおりにはならない人生と向き合い、どういう景色が見たいか?と自分に問い自由意志で選べる。 そう考えると合気道も人生も素晴らしいです。私は、合気道を通じて人生までも変えられるとてもすばらしいものに出会えました。 それは、鈴木順子先生が教えてくださる鈴木道場ゆえと思っています。感謝しております。
 当日の審査では、今回も先生のお顔と教えが浮び、その技を一緒にしてくださった先輩方のお顔とアドバイスも浮かぶので、 たくさんの方のおかげでここにいるのだなと感謝しながらやっていました。先生、皆様ありがとうございました。
 また、今回は初段審査を受ける広沢さんの受けを体験させていただきました。 長時間お一人で、たくさんの技をこなされて感心しましたし、自分はまだまだだなと、初段への道のりの遠さを感じました。 初段審査の受けは光栄なことですし、受けの審査でもあると思い、精一杯受けを取らせていただきました。

③ 合宿後のお稽古にて
 合宿を終えて普段のお稽古にいきましたら、合宿に来られてない先輩に、「急に上手くなったね」と褒めていただきました。 自覚はありませんでしたが、短期間で変化できる合宿の素晴らしさを改めて感じました。 また、その変化を見てくださり表現くださる先輩の懐の大きさを感じますし、褒めていただけたこともとても嬉しかったです。 そして、昇級しますと、技の深さと美しさを教えていただけることにも感動しています。 人間の肉体だからこそかかる技に神秘を感じます。技をかけて倒しているのに、受けも取りも静寂で美しい動き。 私も、先生や先輩方のように美しくできるようになりたいと目標がもてます。今回の合宿でも、充実したすばらしい時間を過ごす事ができました。

鈴木先生、皆様、本当にありがとうございました。


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